職人の手と確かな工程が紡ぐ、
やさしい肌触り。
糸の選別〜検品発送まで
星加タオルでは、数ある紡績糸の中から、タオルの風合いやイメージに最適な糸を、原産国・特性・繊維長などの観点から厳選しています。
また、綿は100%自然の農作物であるため、毎年の気候変動や相場、綿の育成状況を的確に把握することが、タオルの品質を安定させ、適正な価格でお届けするために欠かせない重要な要素となっています。

綿糸は天然の植物素材のため、不純物や油分によって水を弾き、染めムラが生じやすい性質があります。
丁寧に精練・漂白を行い、白度を高めて染色性を向上させています。その後、織りをスムーズにするため、食用デンプンで糊付け処理を実施。今治タオルとしてふさわしい、上質な風合いと美しい発色のための大切な工程です。

デザインに合わせて糸を整える「整経(せいけい)」という工程では、織る前に使う糸を一本一本、太さ・色・素材ごとに設計図通りに丁寧に巻き取っていきます。
非常に集中力が必要な作業で、わずかな誤差が仕上がりに影響するため、高い技術と経験が求められます。この工程を担う技術者は、技術を習得するまでに10年以上かかるといわれる、重要な職人技のひとつです。

タオルの織りには、地経糸(じだていと)とパイル経糸(たていと)を使い、ループ(輪っか)を均一に織る高度な技術が必要です。
当社では、熟練スタッフが数千本の糸を丁寧に整え、最新の織機でハンカチからタオルケットまで多彩な商品を生産しています。

検反(けんたん)で品質を確認した生地は、「東洋繊維共同組合」にて再び加工されます。天然の軟水で糊を洗い落とし、綿本来の吸水性と保水性を引き出します。生地や天候に合わせて水・温度・時間・風量を調整しながら洗浄・乾燥・整形を行い、肌触りや風合いを高めます。
後染めの場合はこの工程で染色を行い、排水も環境と安全に配慮して処理しています。

タオルの風合いや用途に合った糸を、原産国や繊維の特性から厳選しています。
必要に応じて、市場にない綿糸を紡績会社と共同で開発することも。
また、綿は自然由来の素材のため、気候や相場の変動を見極めながら、安定した品質と適正な価格でお届けできるよう努めています。

「見守り100%品質」にこだわる私たちは、検品もすべて自社内で一貫して行っています。経験豊かなスタッフが、目と手を使ってパイルの抜けやほつれ、汚れなどを一枚一枚丁寧にチェック。さらに最新の検針機による二重チェックも実施し、品質と安全性の両方をクリアした製品だけを出荷しています。

素材選びから仕上げまで、すべての工程において時間と手間を惜しまず、丁寧につくられたタオルがようやく完成します。
完成したタオルは、スタッフの手によって一枚一枚ていねいに検品され、心を込めて包装・梱包。
こうして大切に仕上げられた商品が、お客様の元へと届けられます。

詳細が決まりましたら、お気軽にお問い合わせください